デジタルで手描き風イラストを描く方法
失敗してしまった時に一段階戻ることが出来たり、広い範囲を一瞬でムラなく塗りつぶすことができるなど、とても便利なデジタルでのイラスト描画。
しかし、デジタルの描画では手描きの独特の風合いや暖かみを表現することは出来ません。
デジタルで便利に、しかし手描きに近い風合いでイラストを描きたい…そんな方のために今回は手描きっぽくデジタルでイラストを描く方法を4パターンご紹介いたします!
全て仕上がりは写真を参考にしてください。
①ペンや鉛筆による手描きの線画をスキャンし、メニューバーの編集から色調補正→2値化を選択。すると、先程読み込んだデータの中間色が全て黒と白の二色に変換されます。
続いてまたメニューバーの編集から輝度を透明度に変換を選択し、画像を完全に線画化します。先程2値化を行ったので線画が完全な黒になっており、きつい印象を受けるので、線画色を自分の好きな茶色(今回は林檎の赤に合わせるため茶色を使用しましたが、もちろん別の色でも構いません。モチーフや絵のイメージに合わせて適宜調節してください)に変更します。
後は好きなように色を塗って完成です。
②鉛筆ツールの中のパステルを用いて線画を描きます。色塗りは塗りつぶしツールではなく、にじみブラシを使用し、綺麗に塗りつぶさずわざと塗り残しをつくるようにします。
③デジタルで自由に描いた後、線画と色塗りのレイヤーを結合し、その上に好きな色で塗りつぶしたレイヤーを作成し、レイヤーモードをオーバーレイに変更します。
④③と同様にデジタルで自由に描き、線画レイヤーと色塗りレイヤーを結合した後、その上に新しいレイヤーを作り、自分で描いた水彩テクスチャーやネット上で配布されているフリーの素材(使用する上での注意書きをよく読むこと)を張り付け、クリッピングマスクをし、適宜レイヤーモードや透明度を変更する。
いかがでしたでしょうか。これらの4つの方法を組み合わせて使うも良し、もちろんこれ以外にも手描きに近い風合いでデジタルイラストを描く方法は無数に存在しているので、自分であれこれ研究してみるも良し!
工夫して、自分の狙った風合いの作品をたくさん描いてみてくださいね!
0コメント